学校日記

<5/15(木)> 長万部アグリ農場に行ってきました!(5年/キャリア教育)

公開日
2025/05/15
更新日
2025/05/15

学校の様子



 この日の5年生は、エンリッチミニトマトのブランドで栽培・販売している長万部アグリ農場に行ってきました。

 長万部アグリ株式会社様の全面協力の下、エンリッチミニトマトの定植、収穫、パック詰めの3つの体験を行いました。

 

 定植では、一人2株のミニトマトの苗を植えました。小さなミニトマトの苗が大きく育つ様子を想像しながら、植えていました。

 「1回目はあまり深く植えられなかったから、2回目では修正しようと思います。」

 自らの取組を振り返りながら、改善しようとする子どもたち。

 「大きく育って、大きくて甘いミニトマトになってね」そんな声が聞こえてきました。


 別のビニルハウス内では大きく育ったエンリッチミニトマトを収穫しました。

 どのように収穫するのかについてのレクチャーを受けた後、実際に収穫してみた子どもたち。

 「とれた!かわいい~!おいしそう!」

 2~3個収穫すると、収穫ペースがアップ!子どもたちは、真っ赤なミニトマトをすぐに見つけたり、片手でプリッと素早く収穫したりと、スタッフの方も驚くほどのスピードで行っていました。


 それを終えると、最後は「パック詰め」作業です。

 1パックの定量が110~115グラムという説明を受け、エンリッチミニトマトをパック詰めをしていきます。

 「115グラム!」

 「あと1個でちょうどいい重さになりそうだね」

 「合わせて8パック詰めたよ」


 それぞれの作業では、長万部アグリのスタッフから「100アグリ」の報酬が子どもたちに渡されました。
 

 その報酬が子どもたちにとっては、本当に嬉しかったようです。

 

 最後に、子どもたちは、その報酬を使って、「エンリッチミニトマト」や「お菓子の詰め合わせ」、「飲み物」 を購入していました。

 「ありがとうございます!」
 「嬉しいです!また、アグリの皆さんと働きたいです!」

 「全部使いたいけど、残りの100アグリは頑張った記念として、お家に持って帰ります!」


 5年生の子どもたちは、エンリッチミニトマトづくりの秘密や工夫、努力していることなどを話しながら、笑顔で楽しく活動していました。

 

 「長万部アグリ農場はたくさんのおいしくて甘いミニトマトが大量に育てられている場所だと分かりました。」

 「長万部町の自慢になるすごい場所だと分かりました。」


 この学習を通して、子どもたちは、限られた時間の中でしたが、定植、収穫、パック詰めの責任を果たし、役立つ喜びを体得していました。

 


※文部科学省「小学校でのキャリア教育の手引き」より (一部抜粋)

 小学校のキャリア教育では、社会性、自主性、意欲などをやしなうことを目標としています。

 低学年では、小学校生活への適応、身の回りのことへの関心を高めること、自分の好きなことを見つけてのびのびと活動すること。

 中学年では、友達と協力して活動するなかで関わりを深めること、自分の持ち味を発揮し役割を自覚すること。

 高学年では、自身の責任を果たし役立つ喜びを体得すること、集団の中で自己を生かすこと、社会と自己のかかわりから夢や希望をふくらませること。