学校日記

【10/21(月)】道教委「子どもの心に響く道徳教育推進事業」夢の実現のために(4〜6年)

公開日
2024/10/23
更新日
2024/10/23

学校の様子

 この日は、元東京ヤクルトスワローズで投手、野手で活躍され、その後、北海道日本ハムファイターズ・ベースボールアカデミーのコーチ(野球教室講師)を務められた、Next Creation Japan 代表理事の 牧谷 宇佐美 さんを講師に道徳の授業を4〜6年生を対象に行いました。

 この事業は、北海道教育委員会の「子どもの心に響く道徳教育推進事業」の一環で実施することができました。
 
 牧谷さんは、4〜6年生の児童を前に、「目標や夢はどんどん口に出してほしい」そうすることで、周りの人のサポートにつながり、夢に近づく第一歩になることや、こうなるんだ、こうするんだといったビジョンやイメージをもつこと、人の意見に左右されずに自分の心を大切にしてほしいこと、失敗の数が多いほど、学ぶべきことは多いことなど、具体的なお話を通して伝えてくださいました。
 
 そのためにも、24時間がある一日の過ごし方、生活習慣を見直すこと、特に私はいつもとは違うことを進んで続けていたこと、毎日が自分にとって楽しかったと思えるようにしていたことなど、モチベーションも自分でつくる大切さについても、力強くお話されていました。
 
 特に1日の24時間について、例えば睡眠8時間、学校7時間、風呂や食事3時間、習い事や勉強、練習等2時間、残り4時間。この残り4時間、一日の中で「余っている時間」の使い方についてみなさんにも考えてほしいという話に、子どもたちも真剣に振り返っていました。
 
 東京ヤクルトスワローズ時代には、レフト:ラミレス選手、センター:青木選手、ライト:稲葉選手がいたので、この選手たちに勝つためには、努力×才能の戦い方を意識して、「才能で劣っていれば、努力を継続することが大事してきました。」牧谷さんがプロ野球選手時代に実際に取り組んできたことのお話は子どもたちの心に響いていたようです。

 牧谷さんは、野球少年団の長万部ソウルズの5・6年生の子どもたちの「キャッチボールをしたいです」という要望にも快く応じていただきました。ばしっとグラブに来るボールに「すごい!」「キャッチボールができてうれしかった」と笑顔で話していました。
 
 その後、各教室でも子どもたちの質問に丁寧にご回答いただきました。
 
 「これからも目標や夢を持ち続けてほしい。自身の役割や正しい努力、時間の使い方などを考えること、すべてうまくいくとは考えないでほしい、その上でうまくいったこと(要因)、うまくいかなかったこと(原因)も見つめてほしい。がんばってください。」と力強いメッセージをいただきました。

 ここに書ききれないほどの数多くのご示唆をいただきました。
 
 子どもたちが綴った「振り返り」の言葉を見ると、牧谷さんとの出会いにより、多くの子どもたちの心が大きく前進していました。その動いた心は、きっとこれからの自分の行動や態度に変化につなげ、自分の目標や夢の実現へとつながっていくものと大きな期待を抱くものでした。
 
 大変お忙しい中、ご来校いただきました牧谷宇佐美さんにはこの場を借りて厚くお礼申し上げます。

 ありがとうございました。