学校日記

【2/27(木)】長万部「食」レポーター!~町の「おいしい」を伝えよう!(5年)

公開日
2025/03/01
更新日
2025/03/01

学校の様子

 この日の5年生は総合的な学習の時間で、「もっと伝えたい!届けたい!人々の”思い”から生まれたエンリッチミニトマト物語」と題し、学習の発表会を行いました。


 全体会と4会場によるブース発表で構成したこの発表会。


 ブース1「おいしいトマトが育つまで~定植から出荷での農家さんの努力」

 ブース2「接客の極意とは?~トマト試食&販売体験から学ぶ~」

 ブース3「炎の料理人~エンリッチミニトマトを使った極旨レシピ~」

 ブース4「作って遊ぼう!~子どもも喜ぶトマトグッズを作ろう!」


 それぞれの発表ブースでは、これまで5年生が体験してきたエンリッチミニトマトの定植や収穫、選別や出荷作業、そして、長万部駅構内で実現したエンリッチミニトマトの試食販売体験、接客によるキャリア教育、さらにはエンリッチミニトマトを使ったマリネやトマト飴、ミートスパゲッティなどのレシピ考案に、当日の試食、そして、かわいいシルエットのミニトマトグッズの体験コーナーなど、広範な事象を多様な角度から俯瞰して捉え、実生活や自己の生き方と関連付けて振り返り、考えたことについて、デザインツール「Canva(キャンバ)」を使用してまとめ、発表していました。


 接続学年の4年生や6年生、急きょ参加した2年生の皆さんとともに、保護者の皆様、町教育員会や町役場の皆様、そしてこの学習で全面的なご協力をいただきました長万部アグリ株式会社取締役農場長の鍋田様など、多くの皆様にご参加いただきました。


 学習してきたことをわかりやすくまとめたり、発表したりするとともに、参加された皆様が聞くだけでなく、参加したり、体験したり、試食したりと、多様な表現方法でまとめた発表会に非常に高い評価の声が聞かれました。


 これまでの5年生の総合的な学習の時間(探究的な学習)では、次の4つの学びのプロセス(過程)を大切にしてきました。


①【課題の設定】

体験活動などを通して、課題を設定し課題意識をもつ

②【情報の収集】

必要な情報を取り出したり収集したりする

③【整理・分析】

収集した情報を、整理したり分析したりして思考する

④【まとめ・表現】

気付きや発見、自分の考えなどをまとめ、判断し、表現する


 この学習では各教科等で身に付けた力を子どもたち一人一人が発揮できるように意図的・計画的に体験活動を位置付けたり、Chromebookを使って情報収集をしたり、また得た情報を整理したり、分析したりして様々な形態でまとめてきました。


 発表を終えた子どもたちの安堵した表情と、やり遂げた満足げな笑顔がとても印象的でした。


 長万部アグリの鍋田取締役農場長より次のようなお言葉をメールでいただきましたので、ご紹介いたします


「本日は生徒たちの学習の成果が思っていた数倍以上のクオリティで発表されており、驚きと感動で感極まってしまいました。


 昨年の5年生だった現6年生にも久しぶりに会えて、まだ覚えていてくれたことや大きくなった姿を見て、これまた感動しました。


 一年を通じて、生徒たちが自ら目標を設定し、表現方法を工夫しながら、自らの考えや学びを発表している姿が大変頼もしく感じました。

 

 そこに、「地元の特産品を学ぶことで」として弊社も共に参加できたことに先生たちへ感謝申し上げます。地元への愛郷心を醸成する一助になれたら幸いです。

 

 弊社といたしましては、来年度以降も継続して取り組んでいきたいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いします。」

 

 このように、たくさんの感謝の言葉をいただきました。ありがとうございました。

 

 これからも本校では、子どもたちのふるさと長万部の宝、地域に根差した教材を大切にした教育活動を展開してまいります。