【11/12(火)】第6回小中高合同発表会(6年)
- 公開日
- 2024/11/14
- 更新日
- 2024/11/14
学校の様子
この日は、長万部高校で「小中高合同発表会」が行われ、6年生の代表チームが発表しました。
中学生や高校生が見つめる中、緊張した表情ではありましたが、これまでの総合的な学習の時間で積み上げた学びの成果を伝えました。テーマは「長万部町の未来」です。
その発表の様子を一部をご紹介します。
長万部町の課題の一つは、人口減少。この5年間で460人もの人口が減少していることや海に面している地理的環境から津波による被害の想定が大きいこと。
でも、海とともに生きる町であり、そのために必要なのが海の脅威から命を守る施設が必要だと考え、それを叶えるのが長万部町に設置される「新幹線新駅」への可能性を探った。
洞爺湖町や宮城県気仙沼市の事例も紹介し、新駅の建設とともに、安全・安心に生活ができる街づくりが必要だと考えた。この点について詳しく調べるために、町役場新幹線課の岸上さんにお話をうかがった。北海道新幹線の新駅は、津波が来たときのための避難場所になることがわかった。
そのために、すべての方々に親しまれる新駅にしなければいけない。
長万部町、黒松内町、豊浦町で構成される「はしっこ同盟」。この3町のよさを取り入れた駅にするための提案も行った。
3町に共通しているのは、温泉、鳥、肉、町の名前の由来がアイヌ語などだということがわかった。そのよさを新駅に設置される「うみ、もり、まち」エリアの「もりエリア」に、豊かな自然を様子を表現したい。
・黒松内町で有名な「ブナ」の木を使用した「滑り台」「ボルダリング」
・クマゲラ(黒松内町)やオオワシ(豊浦町)をモチーフにした「動物スプリング遊具」
・黒松内町に生息する「シマエナガ」の「ブランコ」
・長万部町の花「あやめ」をイメージした「ボールプール」
・長万部町から見える内浦湾の奥にそびえ立つ「駒ヶ岳」をイメージした「トランポリン遊具」
・緑をイメージしたもふもふしたグリーンカーペット など
この発表を聞いた中学生や、高校生からは、「図や表、写真、動画など、様々な資料を用いて、根拠をはっきりとさせながら提案している姿がとても素晴らしかった。」「小学生とは思えないぐらいしっかりと考えた提案だった。」、などの意見がありました。
6年生の子どもたちが20歳になる頃に、長万部町に新駅が誕生し、北海道新幹線がやってきます。大好きなふるさと長万部の未来を様々な視点から考察・分析した素晴らしい発表でした。
とても貴重な機会を提供していただきました長万部高等学校様には感謝いたします。